実行委員長 あいさつ
第12回全国「道の駅」シンポジウムin下妻の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
このシンポジウムは、平成24年から全国9つのブロックを持ち回りで開催しています。この度、道の駅制度創設より30年が経過した今、第12回全国「道の駅」シンポジウムが関東ブロックを代表して、ここ下妻市で開催できますことを喜びに感じているとともに、その職責の重さを痛感しているところです。
道の駅は1993年4月22日に全国で103か所認定されてから30年が経過し、その数は現在1,221駅まで増えています。
はじめは「道の駅」は通過する道路利用者へのサービス提供が主たる機能でありましたが、「道の駅」の持つ地域との連携機能は次第に役割を増し、「道の駅」自体が目的地となるような場所も増えています。これら道の駅の変遷について「第1ステージ」「第2ステージ」、2020年からは「地方創生・観光を加速する拠点」を目指す「第3ステージ」として呼称していますが、これらのステージは切り替わるものではなく、「道の駅」の機能が拡張され、かつ高度化してきた変遷を表しております。
一方で、本年元日に発生した能登半島地震の教訓を踏まえ、災害時に避難所や後方支援の役割を持つ「防災道の駅」として、さらには、子育て支援機能の充実と、道の駅は自由な発想と地元の熱意のもと、官民の力を合わせてその取組が進められています。
本年のシンポジウムは、8月に国より発表されました道の駅「第3ステージ」中間レビューを踏まえ、それぞれの道の駅が実施している様々な地方創生や防災などの成果や課題を共有しながら、道の駅が「まち」とともに発展する姿、方向についての一助になるものと期待されます。
皆様方には、全国「道の駅」シンポジウムin下妻を成功に導くことができますよう奮ってご参加いただきますとともに、道の駅活性化へのご提案につきましてもご協力を心よりお願い申し上げる次第です。
下妻の地で多くの皆様にお会いできますことを実行委員一同、心待ちにしております。
第12回全国「道の駅」シンポジウムin下妻
実行委員会委員長
茨城県下妻市長 菊池 博